「株主優待って興味あるけど、株価が下がったら損じゃないの?」
「どの銘柄を選べばいいかわからない」
「優待クロス取引と何が違うの?」
私は株式投資歴20年、そのきっかけは学生時代のデイトレードでした。ライブドアショック、リーマンショックで資金を大きく毀損し、「自分には才能がない」と悟りました。
会社員になり時間も限られる中で「楽しく続けられる投資」を探していたとき、投資雑誌でたまたま目にしたのが株主優待でした。会社を応援しながら優待の封筒が届く楽しさ。その感覚が今も続いています。
現在ポートフォリオの20%を優待株で構成しており、外食費・被服費・日用品など日常生活のコストを優待で賄いながら資産形成を続けています。
株主優待株投資とは
株主優待株投資とは、配当収入に加えて株主優待(自社製品・食事券・クオカードなど)を受け取ることを目的に株式を保有する投資です。
| 優待株(現物保有) | 優待クロス取引 | |
|---|---|---|
| 株価リスク | あり | ほぼゼロ |
| 保有期間 | 長期(永続保有が理想) | 権利確定前後の数日のみ |
| 目的 | 配当+優待+値上がり益 | 優待だけをコスト最小で取得 |
| 醍醐味 | 企業の成長を長期で見守る | 毎月の優待取得ゲーム感覚 |
私が優待株を選ぶ3つの基準
① 配当+優待利回りが3%以上
優待株は配当と優待を合算した「総合利回り」で判断します。株価に対して配当と優待の合計価値が3%以上あることを最低ラインにしています。
② 実生活で使える優待内容であること
外食費を浮かせる食事券、日用品・被服費を賄える商品券など、実生活のコストを直接削減できる優待を優先しています。そして何より「この会社を応援したい」という感覚も大切にしています。
③ 財務の安定性と優待継続の可能性
優待株最大のリスクは優待廃止による株価の急落です。廃止が発表された銘柄は一日で10〜20%以上下がることも珍しくありません。そのためクロス取引と違い、現物保有する優待株は「一生持ち続ける」つもりで選んでいます。
最低限チェックしているのはこの3点です。
- 安定的に営業利益を出し続けているか
- 配当性向は過剰ではないか(高すぎると減配・廃止リスクが高まる)
- 財務健全性(自己資本比率など)は問題ないか
私が現在保有している優待株(直近実績)
| 銘柄 | 優待内容 | 優待価値 | 選んだ理由 |
|---|---|---|---|
| コロワイド | 食事券(グループ共通) | 年20,000円 | 系列店が多く使い勝手抜群 |
| クリエイト・レストランツHD | 食事券 | 年6,000〜8,000円 | 多彩な業態で日常的に利用可 |
| ビックカメラ | 商品券 | 年2,000〜3,000円 | 家電・日用品購入に直結 |
| ヤマダホールディングス | 買い物券 | 年1,000円 | 生活家電の補充に活用 |
| ワタミ | 商品引き換え券 | 年4,000円 | 宅食サービスで食費節約 |
| スタジオアリス | 写真券 | 年3,000円 | 子どもの記念写真に活用 |
| バロックジャパン | 商品券 | 年2,000円 | 被服費を優待で賄う |
| コシダカHD | カラオケ券 | 年2,000円 | 家族でのレジャーに活用 |
失敗と成功:実体験から学んだ優待株の向き合い方
■ 後悔した判断:すかいらーく
一時期すかいらーくを保有していましたが、優待改悪をきっかけにクロス取引へ切り替えて手放しました。ところがその後、株価は大幅に上昇。複雑な気持ちが残りました。
ただこの経験で学んだことがあります。優待を改悪するような会社は、多くの場合それなりの事情があるということ。長期保有の観点では、改悪をきっかけに見直す判断は間違っていなかったと今は思っています。
■ 成功した判断:コロナショック時のコロワイドとクリエイト・レストランツ
コロナショックの際、外食産業の株価が一律で大幅に下落しました。このとき、コロワイドとクリエイト・レストランツHDを割安な水準で取得できました。
「コロナが落ち着けば外食産業は戻る」という判断のもと、優待目的で保有し続けた結果、優待の恩恵を受けながら株価の値上がり益も得るという理想的な展開になりました。
優待株は暴落時こそ仕込みのチャンスです。
📋 まとめ
株主優待株投資のポイントをおさらいします。
- 1配当+優待の総合利回り3%以上を最低ラインに銘柄を選ぶ
- 2実生活で使える優待かどうかを最重視する(使えない優待は価値ゼロ)
- 3財務の安定性と優待継続の可能性を最低限チェックする
- 4「一生持ち続ける」つもりで選ぶ。優待廃止による株価急落が最大リスク
- 5暴落時が仕込みのチャンス。応援できる企業なら下落時に買い増す
- 6優待クロス取引と組み合わせることでリスクとリターンのバランスを最適化する
20年の投資経験の中で、株主優待株は私にとって「楽しく・長く・生活を豊かにしながら続けられる投資」として欠かせない存在になっています。封筒が届くあの楽しみは、20年経った今も変わりません。
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